天気が良いのでこれから部屋の掃除
掃除は快適な生活をするため、ちりを取り除いて住まいの内外を清潔にすること。
また持ち物の整理や家屋の手入れのほか、室内を趣味よくしつらえて、子供の教育の場としての家を整えることなどもこれに含まれる。
古来日本の家屋は、木、竹、紙から成り立ち、主として植物性の食物に依存してきたため、汚れの質が軽い。
したがって、ほうきで掃く、はたきをかける、あるいは雑巾(ぞうきん)で拭(ふ)くなど、また洗剤としては灰汁(あく)を用いる程度で汚れを取り除くことができた。
これに対し西洋の住居は、その材質から通風も採光も悪く、石炭暖房による煤(すす)や灰、牧畜民族であることから家畜の処理やソーセージなどの薫煙作業など、汚れが重質性であった。
さらにヨーロッパ大陸は地続きであるため、ペストやコレラなどの伝染病が非常に早く広がった。
そこで、これらを防ぐためには徹底的な掃除が必要であり、早くからアンモニア、塩素、有機酸、アルコールなどの化学薬品を使った掃除法が研究され、発達してきた。
18世紀のイギリスでは、すでに現在とほとんど変わらない掃除法が行われていた。
日本の場合は、文明開化のころから生活様式の洋風化が始まったが、本格的な洋風式の掃除は第二次世界大戦後である。